最終的に卵に唾液が付くことで孵化し、そこから幼虫が体内に侵入するのです。, ウマバエの幼虫は体内に侵入すると、まず馬の歯ぐきに寄生します。そこで2度脱皮し、今度は胃に寄生します。胃に寄生したウマバエの幼虫は再度脱皮し、そこから直腸に移動します。 しかし、近年の急速な環境変化によって、ウマバエ(ヒトヒフバエ)による寄生は、もはや遠い国での出来事ではなくなるでしょう。来るべき日本の将来のために、いまから正しい知識を身につけておく必要がありそうです。, ウマバエ(ヒトヒフバエ)は日本が生息地?寄生された症状や治療方法のページです。KIRARI[キラリ]は女性がキラキラ輝くために役立つ情報をお届けするメディアです。. このように、組織内で脱皮・成長を繰り返すことで、寄生された動物の体内では炎症が起こり、その結果組織が腐食したり、潰瘍が生じるケースもあるのです。 ウマバエ(ヒトヒフバエ)は幼虫が人間や動物に寄生するという恐ろしい昆虫です。そんな、日本ではあまり馴染みのないウマバエ(ヒトヒフバエ)の生息地や特徴、寄生された時の痛みや症状、さらに除去する方法や治療する方法などをご紹介します。, ウマバエ(ヒトヒフバエ)は、ハエ目(双翅目)の中のヒツジバエ科に属している虫です。しかし厳密にいうと、ウマバエとヒトヒフバエは異なる種類のハエです。その名のとおり、ウマバエは主に馬に寄生し、ヒトヒフバエは主に人間に寄生します。ただ生態は非常に似ているため、両種まとめて「ウマバエ」と呼ばれることもあります。, この恐ろしいハエはいったいどこに生息しているのでしょうか。また、その特徴はどのようなものなのでしょうか。ここから生息地や生態について、詳しく見ていきましょう。, ウマバエの主な生息地は、中央アメリカや南アメリカなどの熱帯地域です。種類によっては、東南アジアやアフリカといった地域にも生息しています。また、日本でもアカウマバエ、ムネアカウマバエ、アトアカウマバエといった種類のウマバエの生息が確認されています。 ウマバエ(ヒトヒフバエ)の幼虫によって引き起こされる蝿蛆症には、いくつかのタイプがあります。以下、それぞれのタイプについて解説していきます。, このタイプの症状を引き起こすハエは、中南米やサハラ以南のアフリカ、および熱帯アフリカが生息地の種類です。この種類のハエの多くは、人間に直接卵を産み付けることはありません。蚊などの他の虫や、干している洗濯物などに卵を産み付け、それが人間の皮膚に接触することで寄生するのです。, 主な症状として見られるのは、かゆみ、皮膚の下でもぞもぞと動く感覚ですが、時に鋭く刺すような痛みを伴うこともあります。 また、その過程で2度の脱皮を行います。最終的に直径が2mm、体長が5mmほどにまで大きくなり、黒のトゲが体の周りを囲むように生えた、気味の悪い姿になるのです。 ましてや現在は、日本に限らず国際化の時代です。ヒトヒフバエによるハエ幼虫症は、輸入寄生虫の症例として、この先どんどん増えていく可能性があることを覚悟しておいたほうが良いかもしれません。, いかがでしたか。ヒトヒフバエに寄生されると、個人差はあれど痛みや痒みなどの症状に見舞われることになります。幼虫は比較的簡単に除去できますが、症状によっては皮膚移植などの治療が必要になる場合もあります。たかが5mm程度の幼虫が、これだけの影響力を持つのです。 では、寄生したヒトヒフバエはどのように除去すればよいのでしょうか。わたしたちでも簡単に摘出できるのでしょうか。実際の治療法、摘出法を見ていきましょう。, ヒトヒフバエの幼虫に寄生された場合、早く除去しようと自分で幼虫を絞り出したり、引き抜いて摘出しようとしてはいけません。初めに説明した通り、幼虫の体には数多くのトゲがあります。 このように体内で十分に成長したヒトヒフバエの幼虫は、侵入した穴から外へ出て行きます。外へ出た幼虫は、その後地中に潜って蛹(さなぎ)になり、羽化して成虫になります。, ヒトヒフバエに寄生されると、幼虫が体内で肉を食べてしまうため、その部位が炎症を起こします。 そうなると、本来は温暖な地域を生息地とする蚊やサシバエが日本に定着し、それらがヒトヒフバエ寄生の媒介者になる可能性があるのです。そうなると、ここまで書いてきたことが、実際に日本でも起こり得るのです。 ただし、ヒトヒフバエの生息地である中南米などに旅行し、そこで寄生され、日本に帰国してからそれに気が付く、というケースもあります。 しかし、寄生されてすぐは痛みなどの自覚症状もなく、寄生されたことに気が付きません。そこから幼虫が大きく成長して初めて、様々な症状が現れることになり、その症状によってようやく寄生された事に気が付くのです。 このタイプにおける症状も、痛み・痒み・圧痛が一般的です。, これは、通常は馬や牛に寄生する種類のハエが原因で引き起こされる症状です。寄生された馬や牛と接触することで、人間にも寄生することがあるのです。 ヒトヒフバエも同様に熱帯を好み、主に中南米(メキシコ、ブラジル、ペルー、チリ、アルゼンチンなど)を生息地としています。こちらは、日本での生息は確認できていません。日本の冬は寒いので、暖かさを好むヒトヒフバエは対応できず、定着していないと考えられています。, ウマバエ(ヒトヒフバエ)には、見た目にも生態にも、ほかのハエとは違った特徴があります。それぞれの面から詳しく紹介していきましょう。, 種類によって異なりますが、成虫になるとおよそ12~17mmの大きさになります。この大きさは、ハエの中では比較的大型のものに当てはまります。 さらに体がくの字に曲がっているため、無理に摘出しようとすると、途中で幼虫の体がちぎれてしまい、完全に除去できなくなる可能性が高いのです。, また、幼虫は成長すると言えども、5mm程度の大きさです。傷口を切開する際に幼虫を切り刻んでしまったり、摘出する時に潰してしまったりする可能性があります。そうなると、幼虫の体液が人間の血液に混入してしまい、アナフィラキシーショックを引き起こしてしまう可能性が高いのです。 ?人間に寄生する幼虫の生息地などまとめのページです。Cosmic[コズミック]はファッション・カルチャー・芸能エンタメ・ライフスタイル・社会の情報を発信するメディアです。大人へ向けた記事をまとめて読むことができるWebマガジンを無料で購読いただけます。. 体の色は黄褐色や赤褐色で、表面は同じく黄色や赤色の柔らかい毛に覆われています。一見すると、ハナアブやハチにも似ています。, ハエは、翅と胸の間に麟弁(りんべん)と呼ばれる膜状の突起を持っています。ウマバエも同様に麟弁を持っていますが、とても小さいものです。また口器も退化しているため、成虫は食物をとることができません。そのために長く生きられず、寿命が短いのです。, 寄生虫の中には、口や耳などから直接動物の体内に侵入する種類もいます。しかし、ウマバエ(ヒトヒフバエ)の寄生は、それらの虫とは少し変わっています。いったいどのように寄生するのか、詳しく説明していきます。, ウマバエは、動物の体に直接卵を産み付けることで寄生します。前脚や膝など、毛づくろいのために舐める場所に産み付けることが多いですが、喉や鼻の中などに直接産み付けることもあります。 寄生されると、人によっては激しい痒みやじりじりと焼けるような痛みなどが出るようですが、ほとんどの場合は、痛みがあるといっても少しうずく程度で済みます。見た目とは裏腹に、ヒトヒフバエの寄生はそれほど深刻ではないのです。, ハエ幼虫症とは、ハエが寄生したことによって引き起こされる疾患のことを指します。また、これらは蝿蛆症(ようそしょう)とも言われます。​​​​ 現在の日本では、ウマバエ(ヒトヒフバエ)の脅威にさらされることはありません。 最終的に十分に成長したウマバエの幼虫は、寄生した動物の糞とともに直腸から排泄されます。その後は地中に潜って蛹(さなぎ)になり、羽化した後はまた動物に卵を産み付けるのです。, 人間への寄生は、動物とは異なった方法で行われます。動物へ寄生する時のように直接卵を産み付けるのではなく、蚊や、サシバエという吸血性のハエなどを媒介するのです。 また、このタイプでは、口や鼻、眼を覆う粘膜組織にも寄生することがあります。つまり、傷口のような壊死した組織だけでなく、健康な組織にも入り込むのです。 ウマバエをご存知でしょうか。ウマバエは世界各地に生息地を持つ、動物に寄生するハエの仲間で、日本にもいくつかの種類が生息しています。ウマバエの寄生方法や生息地、日本での寄生例についてまとめました。ウジの画像・動画がありますのでご注意ください。 この症状は、ご存じのとおり死に繋がる可能性があります。幼虫の除去程度で死ぬことにならないよう、摘出時は注意が必要です。, 一般的には、幼虫に寄生されてしまったら、医療機関で傷口を切開して摘出するのが最適な治療法です。しかし、この摘出治療以外の方法でも、幼虫を除去することができるようです。 ただし、ウマバエ・アカウマバエ・ムネアカウマバエ・アトアカウマバエ・ウシバエ・ヒツジバエといった動物に寄生する種類は、日本を生息地の1つとしています。, ヒトヒフバエが日本に生息していないのは、日本の寒さがヒトヒフバエの生息地として適していないからです。そのため、基本的に日本にいれば、幼虫に寄生されることもありません。 そのため、その穴に軟膏などを塗って塞いでしまうと、呼吸ができなくなって這い出てくるのです。そこをピンセットでつまみ出すことで、除去することができるのです。医療機関での切開摘出に抵抗がある方は、この治療法を試してみるのも良いかもしれません。, 摘出時に痛みを伴う、といった事例は特に見られません。病院での摘出治療を受けるのであれば、寄生された箇所の切開に伴って痛みを感じることもあるでしょうが、基本的には安心して摘出治療を受けられそうです。, 1つの穴に数匹程度の寄生であれは、摘出後はニキビ跡のようなものが残るだけです。 しかし、やっかいなのは、鼻咽頭、眼、耳道、泌尿生殖器、腸管などに棲みついてしまった場合です。こうなると、蝿蛆症の症状が深刻になるだけでなく、幼虫の除去も簡単ではなくなります。 症例は多くの国で確認されていますが、やはりハエの中心的な生息地である、熱帯地方や亜熱帯地方での発生が非常に多いです。, 蝿蛆症の症状は、寄生された部位によって異なります。一般的に見られる症状は、寄生部位の炎症です。これに伴い、痛みや痒みなどの症状がみられる場合も多いようです。また、皮膚の下を何かがもぞもぞ動く感覚があったり、分泌腺が腫れる、といった症状も確認されています。 節足動物の双翅目に属する100以上の種がこの疾病を引き起こす可能性をもっています。その中でも人間への寄生は、ヒトヒフバエ・ヒトクイバエという種類によって起こります。 ウマバエ(ヒトヒフバエ)は幼虫が人間や動物に寄生するという恐ろしい昆虫です。そんな、日本ではあまり馴染みのないウマバエ(ヒトヒフバエ)の生息地や特徴、寄生された時の痛みや症状、さらに除去する方法や治療する方法などをご紹介します。 寄生されてすぐは、よくある虫さされや吹き出ものに似ており、小さな赤い隆起が生じます。時間がたつとその隆起が大きくなり、中心部に小さな穴が見えることもあります。その穴からは、透明な黄色の液体が出てきたり、幼虫がごく一部見えることもあります。, 開いた傷口があると、そこから直接ハエの幼虫が寄生することもあります。傷口を治療することのできない、社会的に貧しい地域で多く見られるタイプです。 ネットで調べたところ、日本ではちょっとあり得ないことのようです。思わず、(中)南米か!という感じです。, 上の記事は2013年7月に書かれたもので、その後ウマバエ(ヒトヒフバエ)に寄生されたという情報はないようです。ウマバエ(ヒトヒフバエ)か、卵を産み付けられた蚊やハエがたまたま紛れ込んだということになるのでしょうか。, 自分の体に寄生したウマバエ(ヒトヒフバエ)を、駆除せずにそのまま育てた昆虫学者がいます。「探検昆虫学者」の西田賢司さんです。, 西田さんは、コスタリカの国立公園で調査をした際に虫に刺され、左手首と腹の2カ所にウマバエ(ヒトヒフバエ)の卵が産み付けられていたということです。ウマバエ(ヒトヒフバエ)は基本的に人間の前に姿を現さないためコスタリカ大学には標本がなく、西田さんは自分の体でウマバエ(ヒトヒフバエ)を飼育することを決めました。手首の方のウマバエの幼虫は、餌(つまりは西田さんの手首の肉です)が足りなかったのか1ヶ月ほどで死んでしまい、腹の方は大きく育ち、2ヶ月ほどで西田さんの体から出てきたものの、蛹化に失敗し、やはり成虫にはならずに死んでしまったということです。この件は、西田さんの著作「わっ!ヘンな虫」で詳しく紹介されています。, 重要なのは、うかつに引き抜こうとしないことです。ウマバエ(ヒトヒフバエ)のウジは体が曲がっており、表面にトゲがあるので引き抜くことが難しく、途中で千切れてしまう可能性があります。また、傷口を絞るのも、ウジを潰してしまうことがあるのでよくありません。単に気持ち悪いというだけでなく、このウジの体液にはアナフィラキシーショックを起こす物質が含まれているためです。医療機関で傷口を切開して取り出すのが、最も安全です。, ウマバエ(ヒトヒフバエ)には腐肉を食べる性質はなく、宿主の肉を腐らせないように食べます。ですので、潰しさえしなければ傷口の感染症は起こしにくい種類だと言えます。自分で駆除する場合、傷口にワセリンなどを塗ることでウジの気門を塞ぎ、体から追い出したり、奥に入り込んだウジを表面近くまで引き出すことができます。, ウマバエ(ヒトヒフバエ)は皮下組織に寄生するので、皮膚科か、寄生された部位を切開できる外科のある病院がよいのではないでしょうか。, 人間に寄生するウマバエ(ヒトヒフバエ)の場合、人間の皮下組織に寄生します。皮下組織と脳の間には頑丈な頭蓋骨があり、ウマバエ(ヒトヒフバエ)が頭蓋骨を突破して脳に侵入する、という方法には無理があります。目や耳を通じて侵入しようとすれば、宿主の人間にまず気づかれることになりますので、ウマバエ(ヒトヒフバエ)が人間の脳に寄生する、ということはまずないのではないでしょうか。, なお、猫の場合、ウサギヒフバエの幼虫が移行症を起こして脳に達する場合があり、猫虚血性脳障害という病気の原因になっているということです。, 人間にとってウマバエ(ヒトヒフバエ)は大きな被害にならなくても、猿やリスなどの小動物にとってはこの種の寄生バエは命に関わる危険な寄生虫であることが伺えます。, いかがだったでしょうか。1件、寄生例があるということですが、日本にヒトヒフバエやヒトクイバエの仲間が生息していなくて本当によかったと思います。海外旅行の際はぜひお気をつけください。, 東京周辺のパンチラスポットTOP25【フロントパンチラ/反射パンチラ/胸チラ…】, ウマバエ(ヒトヒフバエ)が日本に! ヒトヒフバエは蚊やサシバエを見つけると、その体の表面に卵を産み付けます。そしてそれらの昆虫が、血を吸うために人間の皮膚に穴をあけると、孵化した幼虫はすかさずその穴から体内に侵入するのです。, ヒトヒフバエの幼虫が人間の体内に侵入するまでには、約1時間かかります。まんまと人間の体内に侵入した幼虫は、体組織を食べながら、1~3ヶ月ほどかけて成長していきます。 日本での被害報告数は、2007年までに34件のみで、件数としては少ないです。しかし、日本人の海外旅行者数は年々増加しており、それに伴って寄生される日本人も増えているようです。, 近年の環境汚染は深刻な問題です。中でも地球温暖化の影響は大きく、近い将来、現在からは想像できない環境の変化が起こる可能性はゼロではありません。 しかし、集団で一か所に寄生されていた場合は、幼虫がその部分の皮下組織そのものを食い荒らしてしまうので、大きく穴が開いた状態になってしまいます。そうなると、最悪の場合は皮膚移植などの治療が必要になるケースもあります。, はじめに述べた通り、人間に寄生するヒトヒフバエは、現在日本には生息していません。 ウマバエをご存知でしょうか。ウマバエは世界各地に生息地を持つ、動物に寄生するハエの仲間で、日本にもいくつかの種類が生息しています。ウマバエの寄生方法や生息地、日本での寄生例についてまとめました。ウジの画像・動画がありますのでご注意ください。, ウマバエとは、生物学的にはヒツジバエ科に属する、馬に寄生するハエのことなのですが、他の寄生バエもウマバエと呼ばれる場合があるようです。, ウマバエに似た種類のハエとしてヒトヒフバエがいます。厳密には異なる種類ですが生態や見た目がとても似ています。, ウマバエがヒツジバエ科のウマバエ亜科(Gasterophilinae)に分類されるのに対して、ヒトヒフバエは同じヒツジバエ科でもカワモグリバエ亜科(Cuterebrinae)に分類されます。異なる種類のハエなのですが、こちらもウマバエと呼ばれています。, ウマバエとは、馬の内臓に寄生する寄生虫です。日本にはウマバエ、アカウマバエ、ムネアカウマバエ、アトアカウマバエの4種が生息しているようです。, ウマバエは馬の体に卵を産み付けます。馬が毛づくろいのために体を舐めたときに、卵に唾液が付くことで孵化し、幼虫が馬の体内に侵入します。, 体内に侵入したウマバエの幼虫はまず歯ぐきに寄生します。その後脱皮を行って2齢幼虫となり、今度は胃に寄生します。胃で成長したウマバエの2齢幼虫は再び脱皮を行って3齢幼虫となり、直腸に移ります。十分に成長すると直腸から糞とともに排出され、地中に潜って蛹になり、羽化してまた馬に卵を産み付けます。, 馬がウマバエに寄生されると、胃や腸に潰瘍ができ、最悪の場合は胃が破裂して死んでしまうこともあるようです。, 人間はウマバエの宿主ではありませんが、馬に産み付けられた卵に触れて、口などに怪我をしている場合はその傷口から体内に入り込んでしまうことがあるようです。ウマバエが体内に入り込んでしまった場合は幼虫移行症と呼ばれる症状が起こります。動物の体内に寄生する種類ですので、もしかすると脳に入り込まれてしまうこともあるのかもしれません。, ヒトヒフバエの方のウマバエとは、動物の皮膚から体内に侵入し、皮下組織を食べる寄生虫です。正式名称はヒトヒフバエですが、犬や猿などの、人間以外の動物にも寄生します。とは言え、人間は他の動物と比べると毛が少ないので、ウマバエ(ヒトヒフバエ)にとっては寄生しやすい宿主なのかもしれません。, ブラジルの慈善団体に保護されたこの犬は、70匹以上のウマバエ(ヒトヒフバエ)の幼虫に寄生されていたということです。, ホエザルの子供です。首の部分にふくらみがあり、穴が開いていますが、この中にウマバエ(ヒトヒフバエ)の幼虫が寄生しています。, 上に挙げた2種類以外にも、ウマバエと呼ばれる寄生バエがいます。この場合のウマバエとは、・英語で「wolf worm」や「Cuterebrinae」と呼ばれる、アメリカに生息するウサギヒフバエの1種・アフリカに生息するヒトクイバエなどのことです。「ウマバエ」という言葉は、幼虫が動物に寄生して体の一部を食べる寄生バエ全般を表すようになっているようです。, Cuterebrinaeの幼虫がwolf wormと呼ばれるようです。主にリスやウサギなどのげっ歯類に寄生しますが、ネコなどのペットも被害に遭うことがあるようです。, また、ヒトクイバエは人間以外では犬などにも寄生します。アフリカではヒトクイバエの被害について、ハエによるものではなく風土病だという誤解がされているところもあるようです。, ウマバエ(ヒトヒフバエ)は変わった方法で宿主に寄生します。ウマバエ(ヒトヒフバエ)は、宿主に直接卵を産みつけるのではなく、蚊やサシバエ(吸血性のハエの一種)といった吸血性の昆虫を媒介します。主に蚊やサシバエが媒体となります。卵を産み付けられた蚊やサシバエに吸血されたときに、その傷口を通して寄生されます。寄生に成功したウマバエ(ヒトヒフバエ)は、宿主の体温を感知して卵から幼虫(ウジ)に孵化します。侵入したウジは宿主の体組織を食べ、1~3ヶ月をかけて成長します。, 十分に成長したウマバエ(ヒトヒフバエ)の幼虫は、体内に侵入したときの穴から出て行きます。その後地中に潜って蛹になり、羽化して成虫になります。成虫には口が無く(口のない蛾はいますが、ハエでは珍しいことです)、何も食べずに交尾と産卵を済ませるとその短い一生を終えます。, ウマバエ(ヒトヒフバエ)は主に中南米の、いわゆる新熱帯区と呼ばれる地域に生息しています。具体的にはメキシコやブラジル、ペルー、チリとアルゼンチンの北部などです。, ヒトヒフバエは、日本での生息は確認されていないようです。熱帯の昆虫なので冬の寒さに対応できるとは考えにくく、日本に入ってくることがあっても定着はしないのではないでしょうか。, ウマバエ(ヒトヒフバエ)は、蚊やサシバエなどを使って幼虫を人間に寄生させる昆虫ですので、ハエだけでなく蚊にも注意を払う必要があることになります。肌の露出の少ない服装をすることや、サンダルではなく靴を履くことなどが重要です。, ヒトヒフバエは日本に生息していませんが、先にあげたウマバエ、アカウマバエ、ムネアカウマバエ、アトアカウマバエの4種のほか、牛に寄生するウシバエとキスジウシバエ、北海道には外来種のヒツジバエが生息しています。ヒツジバエは北海道の注意するべき外来種についてまとめられている「北海道ブルーリスト」に掲載されており、ウマバエの仲間も農林水産省の届出病原体に指定されるなど、いずれも警戒の対象となっています。, アフリカには、ヒトクイバエ以外にmango flyと呼ばれる寄生バエの仲間が生息しており、こちらも人間をはじめ、犬や猿などの生きた動物に寄生します。, 日本人が寄生される場合、中南米を旅行中に寄生され、帰国後、幼虫がある程度の大きさになってから気づく、ということが多いようです。1995年までに12件、2007年までに34件の寄生が確認されています。1995年から2007年の間の12年間で、それまでの倍近くの寄生があったことになりますが、これは旅行者数の大幅な増加が原因ではないかと考えられています。, ウマバエ(ヒトヒフバエ)は日本には生息していないはずなのですが、寄生された例があります。, 私は日本の大都会にずっといたはずなのに、どうやらウマバエ(ヒトヒフバエ、学名: Dermatobia hominis)さんの幼虫に寄生されたみたいで、先日皮膚科で取り出してもらいました。たった一月のお付き合いでしたが、名残惜しくも何ともありませんが、写真を撮らなかったのが残念です。